今日から白内障手術で、希釈したヨード液を20秒に1回点眼しながら手術することにした。
最近の学会で術中ヨード点眼にて術野の細菌が0になり、かつ角膜障害を認めなかったという報告が多く、この方法を採用している病院が増えてきたため。
さて、このヨード液だが、身近なところではイソジンうがい液も同じ成分である。
原液は10%なのだが、0.25%まで薄めて術中用いる。
なぜだろうか?
なんとヨードは薄めたほうが殺菌力が強いのだ。
このように0.1%の濃度が最も遊離ヨウ素の濃度が高まる。
術野での希釈を考慮して一般的に0.25%で使用することが多いようだ。
ただ殺菌持続時間は20秒程度しか無いため、20秒ごとに点眼するというわけだ。
点眼する直接介助の看護師に負担をかけるが、患者さんのためによろしく!
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家にあった、イソジンうがい液。1ml中7mgヨウ素を含有している。
なので1mlの液を70mlの水で薄めれば0.1%となり、最も殺菌効果が出るはずだ。
殺菌力が完全に発揮されるのに30秒かかるので、30秒うがいしないといけない。
ちょっと長いから辛いよね。
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