"告白" 湊かなえ著 双葉文庫 を読んだ。
この本は、ある殺人事件について、いろんな当事者の立場から告白していくミステリーだ。
内容についてはネタバレになるので控えるが、面白いのがすべての人の告白が少しずつ事実と異なっている点だ。
だから何が真実なのかわからない構造になっている。
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でもよく考えてみると、これって日常的なことではないか。
それぞれの立場、その時の精神状態、年齢、知能などで事実認識は変わる。
前回のブログでも書いたが、認識によって事実がみなそれぞれに違うのであれば、本当の確固たる事実などそもそも存在しないのかもしれない。
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「真実はいつもひとつ」という名探偵コナンの名台詞を思い出した。
真実は本当にいつもひとつなのか?
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