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ハンフリー視野検査におけるSITA fast とSITA fasterの違い

院長ブログ

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ハンフリー視野検査におけるSITA fast とSITA fasterの違い

  • 2024.09.07

    SITA FastSITA Fasterは、ハンフリー視野検査で用いられる戦略で、どちらも検査時間を短縮することを目的としていますが、いくつかの違いがあります。

    1. 検査時間:

    • SITA Fast: 従来のSITA Standardと比較して、検査時間を短縮するために開発されました。SITA Standardより約40%速いとされています。
    • SITA Faster: SITA Fastをさらに改善し、検査時間を大幅に短縮。SITA Fastより30%速検査が可能です。

    2. 主な違い:

    • 検査時間の短縮方法:

      • SITA Fasterは、以下のような要素でさらに時間を短縮しています:
        1. 未確認刺激後の遅延削減: 見えない刺激が発生した後に発生する遅延時間を削減。
        2. 初期値の最適化: 検査開始時の初期点の値がより効率的に設定されます。
        3. 盲点の確認省略: 盲点の検査を省略。
        4. 偽陰性チェックの除去: 偽陰性チェック用の刺激を省くことで、検査時間を短縮。
    • 結果の正確性:

      • SITA Fasterは、SITA FastやSITA Standardと比べて短時間でありながら、同等の精度を持つとされています。

    まとめ:

    今回当院で導入したハンフリー800シリーズはSITA Fasterが実装されました。

    SITA fasterと24-2Cを用いることで、従来よりも検査時間を短くし、かつ従来よりも鋭敏に緑内障を検出することができます。

    当院では今後、SITA faster+24-2Cの組み合わせで全例検査を行っていきます。

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