今日は手術日。
いつも気に入って使っているマニー製のメス。
信じられないぐらいの切れ味で、ほとんど力を入れず角膜を切ることができる。
このステンレス鋼の組成は企業秘密なのか公開されていない。
気になったので一般に刃物として用いられるステンレス鋼材の概要について調べてみた。
刃物の切れ味は硬度と大きく関わる。炭素が多いと硬度が上がる。
硬度が増すと靭性が低下する。つまりもろくなる。
だから硬度が高く、かつ靭性も高い鋼材が理想的だ。
それをひと目で分かる図がインターネットで見つからなかったので、硬度と靭性のデータからchatGPTで散布図を作成してみた。
右下の鋼材は硬くて脆い。
左上の鋼材は柔らかいが折れにくい。
強さとしなやかさを併せ持つ、理想的な鋼材は右上のグループ。
CPM M4、カウリX、カウリYが最も素晴らしい鋼材だとわかる。その次はCru-Wear、そしてD2とELMAXという結果になった。
再来週に関市刃物まつりに行く。
これらの鋼材を一通り頭に入れておけば、刃物を買うときに役立つだろう。
カウリXの包丁ありますか?って店主に聞いたらきっとびっくりするはず。
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