干しブドウが目の前にあるとする。
1.レーズンを一粒手に取る
2.色やシワ、光沢を観察する
3.感触、硬さ、温度を感じる
4.香りを確かめる
5.ゆっくりと口に入れ、舌の上で転がす
6.ゆっくりかみはじめる。味、食感、唾液の分泌を確かめる
7.飲み込む瞬間を意識する。
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これがレーズン・エクササイズだ。
"今この瞬間の体験だけに意識を集中させ、判断をせず、ありのまま観察する精神状態"を作ることが狙いだ。
これをマインドフルネスと呼ぶ。
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このマインドフルネスの効用は以下の通りだ。
・自分の湧き上がってくる否定的な衝動、感情を客観的に観察することができるようになる。
・ストレスの原因となる思考や感情から距離を置くことができる。
・自己肯定感を高めることができる。
・集中力や意思決定能力を向上させることができる。
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べつにレーズンである必要はなく、眼の前にあるボールペンをじっくり観察するのも立派なマインドフルネスだ。
僕は夜、愛用の将棋の駒を触ったり、ライカのカメラを眺めたり、持ったりしてる。
無意識に近い、こういった一見無意味に見える行為も、医学的に評価されている、マインドフルネスだったんだ。
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