2025年日本眼科学会総会(東京)で学んだことを忘備録として列挙しておく。
・Fine Vision HP という3焦点レンズが発売された。
・14%の光学ロス
・グレア・ハローはかなり少ない。
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・乱視が-1.0D以上あると多焦点レンズは遠方視力が1.0見えなくなる。
・+0.5Dずれると遠方視力が落ちる。
・連続焦点レンズはハローやスターバーストが酷い。
・TIPIテストを行い、神経症傾向のある人に多焦点レンズを入れない。
・夜間用のサングラスでグレアは減る。
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・スティーブンス・ジョンソン症候群は、充血、偽膜、上皮欠損に留意。
・初期にステロイド点眼が非常に大切。
・発症4日以内にリンデロン4回点眼した群の予後がとても良好だった。
・風邪薬内服は発症リスクのオッズ比5以上
・HLA-A02:06が関与
・眼表面の角化は可逆的
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・認知症は2050年に世界で1.5億人になる。
・視覚障害は認知症発症リスクが35%高まる。
・聴覚障害と視覚障害を合併すると認知症発症リスクが1.46倍になる。
・うつ病やADL低下が引き金になると予想されている。
・白内障手術をすると認知機能低下リスクが25%低下する。
・MCIでは認知機能低下リスク改善。しかし認知症になると、リスクは改善しなかった。
・つまり早めに白内障手術を行うことが大切。
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