20代のころ。
仕事が終わってから、家でPS3をよくやっていた。
ある日、オープンワールドゲームという、新しいスタイルのゲームを知った。
その名はオブリビオン。
マップの中で好きな場所を冒険でき、好きなことができる。
正義の味方になることも、こそ泥や悪人になることも。
今までのレールに載せられていたゲームと違い、圧倒的な自由度が楽しく、毎晩夜な夜な遊んでいた。
ある日、オブリビオンをやり過ぎて、PS3が異常に熱くなった。
まあ、なんとかなるだろう、とさらにやってたらついに動かなくなった。
冷やしてもだめ、小突いてもだめ。
完全に壊れたのだ。
ダメ元で、何かの間違いで売れるかもと、きれいに梱包してゲオに売りに行った。
しばらくして、店員は困った顔で、
「当店では扱えない商品となります」とやんわりと買取を拒否してきた。
そりゃそうだよね。
そのまま再びきれいに梱包し、住んでたアパートのゴミ置き場に置いておいた。
未練がましく、しばらくアパートの3階からぼんやりゴミ捨て場を見ていたら、
向こうの方から小学生たちが下校で歩いていた。
PS3が捨てられているのを発見するや否や、4、5人が奪い合いの小競り合いになった。
数分後、ジャイアンみたいに背が高く、太った小学生が勝ち誇ったようにPS3を小脇に抱えて、満面の笑みで帰っていったのだった。
さて、数日前、Amazonで買い物してたら、いきなり「あなたにおすすめの商品があります」って、Amazonがオブリビオンを紹介してきた。
オブリビオンが20年ぶりにリマスターされたのだ!
昔の記憶が蘇って、思わずポチってしまった。
当時と違い、僕はクリニックの院長になった。
責任もあるし、とっても忙しいんだ。
こんなのやってる暇はない、と思いながら、
慌てて家に帰って、気がついたらPS5の本体にオブリビオンを入れていたのだった。
アマゾンへのリンク【PR】


















コメントする