2026.6 ダブル台風の中、日本白内障屈折矯正手術学会へ参加した。
会場は東京国際フォーラム。学んだことを備忘録として列挙しておく。
走り書きかつ眼科医向けの内容なので、ご了承を。
白内障手術合併症関連〜
・ケバブ法・・・破嚢した後に眼内ジアテルミーで落下水晶体をつき刺して処理する方法 水晶体の周りを回しながらカッターで溶かす
・チン小帯断裂かつ散瞳不良例・・・カプセルエキスパンダーで瞳孔広げてから、CCC、その後前嚢へかけ直してフェイコ。
・rupture率・・・専攻医2.4% 150件白内障手術を行うと、rupture確率が減ってくる
・rupture時、ヒーロンVを穴に乗せると、それが重しになって、硝子体出にくい
・out固定レンズのパワーは、、、+10-15D → 0.5 D減らす +15-20D→ 1D減らす。
・IOL scaffolding テクニック 破嚢時、核処理の前に眼内レンズ入れる方法
→前足は嚢外、後ろ足は嚢外または眼外 眼外の支持部にスリーブロックを行う。
(スリーブロックはシリコンのテストチャンバーを切って作っておく。スリーブロックはレンズが眼内へ落ちないようにするもの。虹彩リトラクターのシリコンと同じ)
・proactive IOL scaffolding・・・残存核が小さくなってきたら、破嚢する前にIOL を先入れしてしまう方法
・破嚢確率 0.38% 成熟白内障は5.5% (石井先生の発表によると)
・CCC、刺しただけでruptureする膨化過熟白内障は、300グラム 圧迫眼帯 が有効。
・分散型粘弾性物質、ビスコートは全部眼内へ残して終了しても眼圧は上がらない。
・softshellテクニックのデメリット、、、soft shellをすると、ヒーロンVがビスコートへ染み込んでしまう。そのためかなりI/Aをしっかりしないと術後眼圧が上がる
・フェイコチョップ法はかきあげる感じで下から支えるのがポイント
・後極白内障は破嚢率50%!
・6-0プロリンは29G針で眼内レンズ固定する
Marfan症候群の脱臼した白内障は、CCC少しして、前嚢フックをかけてから、CCCの続きをする。
・フェイコ時のアンブレラテクニックの有効性は? by Dr.Hanemoto
・マニーコントロールヘッドナイフが新発売。従来のスリットナイフより鈍角化してコントロール性向上。ベベル角をその分大きくしている。
・イナミのクローバーリングは柔らかくて使いやすい
ジェメトリック〜
・ジェメトリックは回折格子を中心3.2mmのみにして、夜間の不快光視現象を改善
・ジェメトリックは治験では遠方視力1.18
・+10〜+30Dしかないのが問題
・瞳孔3.2mm超えると遠方に光学パワーがシフトしていく
・ジェメトリックは優位眼を考えなくていい
・ジェメトリックは光を50.8%遠方に配分している
・神経症傾向だと多焦点不満多い
・TIPI-J簡易性格診断テストは10個だけでいい←神経症気質の人に多焦点を入れるべきではない
・瞳孔が4.5mm以上で不快光視現象
・視力1.0にするには乱視0.6D以下にする必要がある
・1°トーリックがずれると3%矯正効果消える
・軸ずれをすぐ直すと、すぐまたずれるので、補正は1週間以降がいい
・多焦点レンズは半年で視力が上がる人もいる
・75歳以上は視力が出にくい
アクリバトリノバプロ〜
・93%透過率
・球面度数0Dから。
・親水性プレート
・sinusoidal 正弦波回折なので、エッジグレア少ない
・2mmは遠方優位
・3.5mmで近く見やすい
・50cm-遠方までが良いレンズ
・ハローを嫌う若い人に適応50-70代
・amoのプラチナというカートリッジ
・アッペ数が高いので分厚い
・色収差少ない
・中間が見やすいレンズというのが売り!!
・とにかく乱視を減らす事!!!
・トーリックレンズはT2も入れろ!
・0.4Dからトーリック入れたほうがいいと。
・回折型は0.5D以上で視機能悪化
・75%多焦点ではトーリック入れてる。
・屈折矯正手術は年間世界510万件、年4%増えてる
・バレット式は角膜後面乱視を推定して補正するので、wavefrontで全乱視測定した時はバレットで二重補正になってしまう
・通常ウェブフロントで測定しない限り、バレット式は predicted pca をえらぶ。
・術後ハード使う人はトーリックレンズ非適応
・偽調節努力で近くが揺れて見えることがある。→眼内レンズを近方に入れ替え改善した症例
・MIGSは上強膜静脈へいかに流すか!
・緑内障はシュレム管以降も拡張させたい。
・隅角が見えなかったら緑内障オペそもそもしない
・上強膜静脈はスリットで強拡大で見える!
SLT~
・SLTは21-29%眼圧が下がる 半年以内
・first line でSLT使用の有効性が示されている。(Lancet 2019,Ophthalmology 2023,2026)
・SLTは3回ベースライン測定してから決める 無効20%
・眼圧下降効果は2、3ヶ月かかることもある
・SLT設定はオフセット0で!
・線維柱帯色素体への照射が最も下がる
マイクロフック〜
・マイクロフックは、、ミドルティーン〜ハイティーンが適応。
・前房内麻酔は0.5%リドカイン
・90°切開する!
・フックの先が薄く見えるぐらいで
・無水晶体眼だと、 前房出血が硝子体に回ることあり
・抜く前にI/Aハンドピースを創口においてハイドレーションできる。
istent~
・istent は60°離して二つ撃つ
・アイステント+白内障 vs 白内障単独 20%以上眼圧下がった割合は それぞれ 75.8% 61.9 %
手術侵襲は白内障同時で行っても増加しない
前房出血 0-5%
・POAG とPEGが最も適応
・NVGとUGは不適
・隅角にしっかり粘弾性を
・両サイドがしっかり当たった状態でリリースすること
緑内障眼の多焦点〜
・光の予算を考える。light buget
・focus
・split
・strech ・・・edof
・緑内障では多焦点入れないこと
・積極的に乱視矯正する事!
・63%の患者は多焦点のことを知らない
・T3から、みんな入れる!


















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