白内障術前患者3498眼、平均74.5歳を調査した研究結果で、角膜乱視の平均は右眼1.04±0.78D・左眼1.04±0.79Dで、1.5D超の眼が19.7%、2.5D超が4.9%であった。
(Canadian Journal of Ophthalmology)
一般的に1.5Dを超える角膜乱視の症例はトーリック眼内レンズが推奨される。
したがって、5人に1人はトーリック眼内レンズを入れるべきということになる。
しかし、さまざまな労力やインセンティブのなさが入れるのを妨げる。具体的には以下の通り。
・仕入れコストが倍以上になる
・専用手術器具の購入費用
・手術時間が長くなる
・術後軸がずれることで乱視が増加するリスク
・角膜へ術前マーキングする手間
・術前の眼内レンズ計算の手間
これらの膨大な手間に対し、患者さんへの請求額が通常の眼内レンズと同じという保健医療制度は明らかに不備だ。
術者の良心だけでトーリック眼内レンズを入れている現状をもっと眼科医は訴えるべきではないか。


















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