第1世代の眼内レンズ計算式SRK式は、今ではもう臨床で使われない古典的な計算式だ。
しかし眼軸長と角膜屈折がどれだけ眼の度数に影響を与えるかを示す、今でも重要な式だ。
SRK式は、P=A-0.9K-2.5L(P:IOL度数、A:A定数、K:角膜屈折力、L:眼軸長)で表される。
この式で大切なのは-2.5Lという部分。
眼軸長が1mm長くなると2.5D眼内レンズのパワーが減少するのだ。
黄斑部の厚みは0.25mmぐらいが正常値である。
黄斑浮腫になると0.5mmほどになることもある。
すると眼軸長が0.25mm短くなる。
ここで1mm:2.5D=0.25mm:0.6D なので、
黄斑浮腫の眼は0.6D遠視化していると推定できる。
黄斑浮腫の患者さんにメガネ処方をする場合、そのまま処方すると浮腫が治ったときにメガネが低矯正になってしまう可能性を考えなければならない。
光学式眼軸長測定を用いて眼軸を測定するときは、角膜から網膜色素上皮の長さを測定するため、黄斑浮腫があろうがなかろうが長さは一定。しかしながら超音波を用いるAmodeによる眼軸長測定の場合は黄斑浮腫の影響がまともに出る。
この原理の違いを十分に理解したうえで眼内レンズの度数を決定しなければならない。
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P=A-0.9K-2.5L こんなにシンプルな式を40年前にある3人が開発した。
偉人3人の頭文字をとってSRK式と名付けらた。
Sanders, D.R.(サンダース)
Retzlaff, J.A.(レツラフ)
Kraff, M.C.(クラフ)















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