ボトルネックとはビンの一番細い場所。
転じてある工程でもっとも時間がかかる箇所を指す。
ボトルネックが全工程の時間を規定する。
クリニックでは患者が受付、検査、診察、会計と流れていく。
その工程においてボトルネックは点在する。
検査のボトルネックを減らすために以前視力検査表を増やし、大幅に検査待ちが減った。
会計では自動精算機を導入し、会計でのボトルネックを潰した。
最も厄介なのは診察だ。
このボトルネックを潰すには医者を増やすか診察時間を減らすしかない。
診察室に看護師を2人配置しているのは少しでも診察をスムーズにするため。
カルテ記載は英語の略語を多用して速く記載しているが、なかなかボトルネックは潰せない。
先日1時間待って3分診療かよと口コミを書かれたが、今の日本の医療ではこれは普通だ。
私は午前3時間で50人診察しているが、1人あたり3.6分ということになる。
正直前眼部と眼底を診るのに1分あれば十分だ。
だから3分あれば診断治療まで完結できる。
その患者が望んでいるのは待たせず、かつもっと話を聞いてほしいということなのだろう。
日本は国民皆保険で非常に安価に医療を受けることができる。
これは世界に誇る日本の素晴らしい制度。
反面、何を犠牲にしているかというと"待ち時間"だ。
アメリカだと高すぎて気軽に病院ヘ行けない。
だから日本のように軽症患者が殺到することはない。
待ち時間が長い理由はもはやクリニックのシステムではなく、日本の医療制度にある可能性を考えるべきではないか。


















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