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角膜に塩酸をかける治療

院長ブログ

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角膜に塩酸をかける治療

  • 2025.09.03

    今週は角膜に塩酸をかける治療をした。

    帯状角膜変性という、角膜にカルシウムが沈着する病気がある。

    下の写真が帯状角膜変性。

    角膜中央から下方にかけて帯状に白い混濁がみられる。

    ensan.jpeg

    1.キシロカイン点眼麻酔

    2.スパーテルで角膜上皮を剥離

    3.希塩酸1%を2秒角膜に塗布

    4.大量の水で洗浄する

    塗布後一瞬で角膜が透明化した。

    ensan2.jpeg

    角膜中央部の混濁が消え、瞳孔内が透明になっている。

    2HCl+CaX→CaCl₂+H₂X となり、カルシウムが溶けるのだ。

    この治療を考えた先人の眼科医は天才だ。

    塩酸でカルシウムを溶かす治療は、PTKと比較し角膜がほとんど変形しないためとても有益な治療法だ。

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