緑内障患者の実態調査を行った結果がまとめられた。
以下抜粋。
・緑内障点眼薬は平均1.8±1.4剤
・単剤では、FP作動薬61.9%,β遮断薬19.2%,EP2作動薬10.3%,ROCK阻害薬2.5%
・2剤では、FP/β配合剤56.4%,FP+β遮断薬8.1%,CAI/β配合剤8.0%,FP+CAI7.8%
(82施設、6323例 井上眼科病院の井上賢治先生監修)
さて、単剤でFP→βの順は予想通りだったが、その次にエイベリス、グラナテックが処方されていたのには驚いた。
エイベリスは黄斑浮腫の副作用があり、グラナテックは充血の副作用がある。これらの副作用と天秤にかけても処方価値があると判断しているのだろう。
2剤使用では圧倒的にFP+βがシェアを取っていることが印象的だった。この配合剤だけで半数以上を占めているのは、それだけ使いやすいのだろう。
さて、この実態調査は臨床的な意義が大きいが、以下のことに留意が必要だ。
・この82施設は調査に賛同した施設を対象と記載されていた。つまり無作為に抽出されたものではないため、実態を反映されていない可能性がある。
・1施設あたりの患者は77人。施設内での偏りが無視できない。
・サブグループ解析ができないおそれ(地域別、年齢別、疾患別)
せっかくレセプトシステムを日本は採用しているのだから、全国のレセプトデータを集めれば、完全な処方傾向は簡単に把握できるはず。
そのような分析を気軽に行えるよう、国がシステムづくりを主導するべきではないだろうか。


















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