院長ブログ
先日当院に来た中学生の患者。 最近近視が悪化。 聞くと一日中テレビゲームのスプラトゥーンをしているという。 ゲームは1日1時間までにしましょうとお話をした。 診察の最後に、患者さんが 「人生はゲームです」といきなり語った。 その時は苦笑して終わったのだが、後から思い返すと、「人生はゲーム」っていう捉…>>続きを読む
"うつ病九段" 先崎学著 文藝春秋 を読んだ。 とっても面白い本だった。 先崎先生は将棋のプロ棋士だ。 トークが面白く、自分の言葉で語れる、温かい人柄の先生。その先崎プロ棋士が、うつ病になって、復帰するまでの1年間を語った本。 読んで感じたのは先生の自己分析の鋭さ、そして正直に自分の心の内を全て語る…>>続きを読む
生活していると強いストレスがかかることがある。 まともに受け止めると大きくダメージを受ける。 ではどうするのがよいか。 何かの本で読んだ面白い方法がある。 今の自分をあたかも幽体離脱して"上空にいる鳥の視点"で客観的に眺めてみるのだ。 あー、悲惨な状況だな。と鳥は感じたり、そんなにヘコヘコしてるんだ…>>続きを読む
善意の範囲について。 最大多数の最大幸福を求めるための個人の行動は、 まさにベンサムの功利主義で説明できるのでは。 最も辛い立場に置かれた人を助ける行為が最も効用が大きいはずだが、でもそんな簡単で単純な話ではない気がする。ベンサムの諸原理序説をAmazonでポチってみた。 この本に答えが書いてあるだ…>>続きを読む
ウクライナが戦争で全土で停電になっていて、日本の慈善団体がカイロを送る支援活動をしているという。心から素晴らしいことだと思った。 どうやって支援できるのか調べてみたら、関税で引っかかる可能性があるから、今は個人個人でダンボールにカイロを詰めてEMS(国際スピード郵便)で送るのだという。送料は3万円。…>>続きを読む
当院ではハンフリー視野検査の結果を分析するソフトを導入しています。 MDスロープと呼ばれるグラフを作成します。 症例を以下に提示します。 実線が生データで、点線が予後を予測する近似直線です。右眼(青色点線)がほぼ水平で、進行がないのに対し、左眼(赤色点線)が-0.92dB/年と進行しています。 した…>>続きを読む
今日、お昼に製薬会社のMRが当院へ来ました。 ファブリー病は角膜混濁が起きるため、角膜混濁の患者さんがいたらファブリー病を念頭に入れて内科へ紹介してくださいという話をされました。 〜〜〜〜〜〜〜 ファブリー病は難病で平均寿命58.2歳。多くが心不全や腎不全を発症して亡くなります。 日本で治療を受けて…>>続きを読む
"あきらめないで!円錐角膜治療" 小島隆司著 を読んだ。 元岐阜赤十字病院部長の小島隆司先生が書かれた本だ。 先生は円錐角膜治療のスペシャリストだ。 円錐角膜を疑ったとき、真っ先に紹介して治療をしてもらっている。 この本は円錐角膜について最新の知見をわかりやすく解説した良書だ。 以下まとめておく。 …>>続きを読む
僕は暗記は苦手だ。 短期記憶は人より劣っているって思っている。 でも浪人もせず、国立大学に現役で入って、医師国家試験を通って、専門医試験も最短で合格できた。 なぜか。 それは問題集をしつこく繰り返したからだ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 医師国家試験の問題集はクエスチョン・バンクという書籍がある。 ほぼすべ…>>続きを読む
平日、診察が忙しく、自分の時間は22:00-24:00の2時間ぐらい。 診察も処置も手術も好きだから、これで構わないんだけど、趣味の時間が2時間っていうのは短い。 じゃあどうすればいいか。 限られた時間の中より深く楽しむしかない。 深さとは没入感の深さということ。 映画を観るなら、大画面でよりよい音…>>続きを読む